STORESとカラーミーショップを徹底比較

STORESとカラーミーショップは、どちらも通販サイトを簡単に作れるサービスです。

私はこれまで通販に4年ほど関わっており、どちらも実際に使ったことがあります。

そこで、STORESのスタンダードプランとカラーミーショップのどちらが良いか、私なりに比較をします。

カラーミーショップを使いこなせない

まず最初に、私の実体験を紹介します。私は企業の通販サイトの制作や運営を手伝っていた経験があります。

その通販サイトは、機能が豊富なことで有名なカラーミーショップを使っていました。

カラーミーショップにはページを自由に増やせる「フリーページ」の機能があります。

例えば、フリーページに特集記事やブログ記事を書いて、商品やショップの魅力を紹介することで、ショップへの集客やSEO対策にも効果を期待できます。

私は個人的にSTORESを使って通販サイトを作り、100万円以上の売り上げを出したことがあります。

STORESで100万円以上の売り上げ

そのときは、ブログで大量の記事を書いて、ショップへの集客に力を入れました。

そこで、私は企業に対してフリーページを使ったらどうかと提案しましたが、通販の担当者は面倒に感じたのか、結局やりませんでした。

また、カラーミーショップにはメルマガの配信機能がありますが、数回だけ試しに送っただけでした。

このようにやる気のない状況だったので、最終的にカラーミーショップで作った通販サイトでは、ほとんど売れませんでした。

通販サービスを比べるときのポイント

通販サービスを比べるときは、どんな機能があるかより、どんな機能を使いたいかの方が重要だと思います。

なぜなら、先ほどの企業の事例のように、高いお金を払って機能が豊富なサービスを選んでも、それを使わなければ意味がないからです。

STORESのスタンダードプランやカラーミーショップは機能が充実していますが、もしかしたら使いたい機能がなく、STORESのフリープランで十分かもしれません。

ただし、通販の知識がないと、どの機能を将来的に使うか分からない可能性があります。

例えば、独自ドメインを使えるとあっても、それが何を意味するのか、どんなメリットがあるのか知らない人もいます。

そこで、この記事では、STORESのスタンダードプランとカラーミーショップについて、その機能にどんなメリットがあるかまで深掘りして比較します。

STORESのスタンダードプランのメリット

STORESのスタンダードプランは、無料で利用できるフリープランとは異なり、月額1980円の利用料が発生します。

その代わりに、以下のメリットがあります。

スタンダードプランのメリット
  • 決済手数料が3.6%に下がる
  • 独自ドメインを使える
  • 代引きとAmazon Pay決済を使える
  • 決済手段をカスタマイズできる
  • アクセス解析機能を使える
  • STORESロゴを非表示にできる

スタンダードプランのメリットについては「STORES」のページを見ると最新の情報が分かります。

ここからは、それぞれについて詳しく説明していきます。

決済手数料が3.6%に下がる

決済手数料とは、商品の売り上げ金額に対してSTORESに支払う費用です。

フリープランでは決済手数料が5%ですが、スタンダードプランは3.6%に安くなります。

これだけ見るとスタンダードプランの方がお得ですが、月額1980円の固定料金が別に発生するので、売り上げ金額が少ないうちは損をします。

参考
目安としては、月の売り上げが14万5千円を超えると、スタンダードプランの方が手数料は安くなります。

この3.6%という決済手数料は、他の大手通販サービスと比較しても確かに安いです。

以下は、主要な通販サービスごとの記載時点の決済手数料です。

  • BASE:6.6%+40円
  • カラーミーショップ:4~5%(プランによる)
  • MakeShop:4~5.5%(プランによる)
  • WooCommerce:3.6%(プランによる)
  • Shopify:3.4%

この中でSTORESのスタンダードプランよりも決済手数料が安いのは、WooCommerceとShopifyです。

WooCommerceは無料で通販サイトを作れるWordPressの機能です。決済手数料が安くてしかも月額利用料は無料ですが、その代わりショップを作るためにプログラミングなどの専門知識が求められます。

Shopifyは世界でも数多く使われている通販サービスです。決済手数料は安いですが、一番安いベーシックプランでもおよそ3千円の月額利用料がかかります。

参考
WooCommerceやShopifyは、以下の記事で詳しく紹介しています。

WooCommerceは難しいので除外するとして、売り上げ金額が多いショップにとって、STORESのスタンダードプランが最も金銭的にはお得だと思います。

一言アドバイス

最初からスタンダードプランにする方が手間は省けます。

しかし、月額利用料を支払うのが厳しい場合には、最初はフリープランを契約して売り上げが増えてきたら、または増える見込みが出てきたら、スタンダードプランに移行する方法もあると思います。

独自ドメインを使える

STORESのスタンダードプランでは独自ドメインを使えます。

ドメインとは、ショップの住所のようなもので、URLに使われます。

例えば、accessory-shop.comやsake-store.netといったように、既に使われていないものなら、自由に名前を決められます。

このブログは「https://webfun-style.com/」というURLで表示できますが、webfun-style.comの部分がドメインです。

スタンダードプランでは、「.net」、「.com」、「.shop」のいずれかの独自ドメインを使えます。

そのため、accessory-shop.comというドメインは使えますが、accessory-shop.jpというドメインは使えません。

一方で、フリープランの場合は独自ドメインを使えず、「◯◯.stores.jp」というドメインになります。

◯◯の部分は重複しなければ自由に決められます。例えば、accessory.stores.jpやsake.stores.jpといったドメインを使用できます。

ただし、自由にドメインを決められる独自ドメインとは異なり、「stores.jp」の部分は削除できません。

この場合、stores.jpを親(ルート)ドメイン、accessory.stores.jpをサブドメインと呼びます。つまり、フリープランではサブドメインしか使えません。

STORESで利用できるドメイン

これがスタンダードプランとフリープランの違いです。簡単に言えば、ドメインに「stores.jp」が付くか付かないかということです。

独自ドメインのメリット

まず一つ目は、見た目の問題です。STORESロゴを非表示にするように、ドメインからも「stores.jp」を削除できます。

それによって、STORESというショッピングモールにある一店舗ではなく、独自のショップであることをアピールしやすくなります。

補足
決済画面はサブドメインのままなので、完全にはSTORESの部分を消せません。

若者の洋服やアクセサリーなど、おしゃれな商品を販売するショップやブランディングを重視するショップなどは、独自ドメインが向いているかもしれません。

二つ目は、SEOの問題です。SEOとは検索エンジンで上位に表示させるための技術で、SEOの対策をすれば検索エンジン経由のアクセスが増えます。

一般的に、ドメインは長く使うことでSEOの評価が高まります。新しくドメインを取得した段階では評価が低く、価値のあるページを追加していくことで評価が高まります。

フリープランでサブドメインを使っていると、万が一STORESのサービスが終わったら、そのドメインは使えなくなります。変化の激しい現在、サービスの終了が絶対にないとは言えません。

また、STORESからカラーミーショップに移行するように、STORESの利用を止めるときも同じです。

サービスの終了や移行によって以前のドメインを使えなくなれば、新しいドメインを取得する必要があり、SEOの評価はゼロからリセットされます。

もしも、スタンダードプランで独自ドメインを利用していれば、STORESを止めた後も自分でドメインの契約をすれば同じものを使えるので、SEOの評価を維持できます

注意
ただし、STORESの独自ドメインにはいくつか制限があります。
補足

サブドメインは親ドメインのSEOの評価を一部引き継ぐと言われています。

親ドメインの評価が高ければサブドメインも評価が上がり、反対に親ドメインの評価が低ければサブドメインの評価も下がる可能性があります。

ただし、影響は限定的だと思いますし、個人的にはそのことは意識しないで判断した方が良いと思います。

一言アドバイス

独自ドメインの見た目のメリットに関しては、気にしない人も多いと思うのであまり重要ではありません。

一方で、SEOのメリットに関しては、サブドメインだとサービスの終了や移行のときに売り上げが大幅に下がるリスクがあるので、なるべく独自ドメインを使える通販サービスを選ぶのがおすすめです。

代引きとAmazon Pay決済を使える

フリープランでは、以下に記載した全部で7種類の決済手段を利用できます。

  • クレジットカード決済
  • 銀行振込
  • コンビニ決済
  • 翌月後払い
  • PayPal
  • キャリア決済
  • 楽天ペイ

それに加えて、スタンダードプランでは代金引換とAmazon Payを利用できます。

代金引換は、自宅で商品を受け取ったときに商品の代金を支払い、後日配送会社からショップの銀行口座に振り込まれる決済手段です。

また、Amazon Payは、Amazonに登録したクレジットカード番号などの情報を使って決済を行います。STORESでは、デジタルアイテムや定期便アイテムを除き、物販アイテムでAmazon Payを利用できます。

Amazon Payは分かりませんが、代金引換に関しては用意しておいた方が良いです。

私の経験では、クレジットカード決済が一番多く、代金引換やコンビニ決済がちらほらとありました。また、通販を長くしている私の知人も、代金引換は必須と話していました。

代金引換のメリット

代金引換のメリットは、年配の方などクレジットカードを持っていなくても現金で支払えたり、コンビニや銀行へ行かずに自宅で決済できることです。

また、商品が実際に届いてから支払うので、購入者にとって安心感があります。

代金引換の場合、STORESの決済手数料はゼロ円で、その代わりに配送会社に決済手数料を支払います。

高額な商品に関しては、STORESの決済手数料よりも代金引換の決済手数料の方が安くなることがあり、コストを減らして利益を増やせます。

代金引換のデメリット

まずは、代金引換を利用できる商品の金額に上限があります。例えば、ヤマト運輸の場合は30万円が上限です。

そのため、非常に高額な商品を販売しているショップでは、代金引換を利用できない可能性があります。

また、決済手数料は安くても、商品の代金を銀行の口座に振り込むときに手数料が発生します。

他には、頻度は多くないと思いますが、配達後に購入者が商品の受け取りを拒否してキャンセルになっても、決済手数料は発生します。

代金引換の利用方法

STORESで代金引換の注文が入ったら、代金引換用の送り状を添付して配達の依頼をします。発送が完了したら、STORESの管理画面からステータスを「発送完了」に変えます。

STORESで代金引換を利用するには、自分で配送会社と契約する必要があります。

ヤマト運輸の場合、Webから簡単に申し込みができて、審査や契約書への押印などをして約1週間ほどで使えるようになります。

記載時点では、ヤマト運輸の代金引換は初期費用や月額最低手数料はかからず、代金引換の金額に応じて300円~1000円の決済手数料が発生します。

参考 代金引換決済ヤマト運輸

一言アドバイス

代金引換はなるべく利用できる通販サービスを選ぶのがおすすめです。それによって、「代金引換がないなら買わない」という一部の層にも対応できます。

決済手段をカスタマイズできる

フリープランでは7種類の決済手段が全て有効になっており、どれかを無効にすることはできません。

一方でスタンダードプランなら、不要な決済手段を削除して、使いたいものだけを有効にすることができます。

一言アドバイス

個人的には、そこまで魅力を感じない機能です。

特定の決済手段だけ手数料が安いなら、それ以外を減らして安い決済に誘導する意味はあると思います。しかし、AmazonPayが4%の決済手数料で、代金引換を除けば残りは全て3.6%と同じです。

基本的には、決済手段が多い方が取りこぼしを減らせると思います。あえて減らすとしたら、例えば翌月後払いのように、トラブルや問い合わせが多くなりそうな決済手段でしょうか。

アクセス解析機能を使える

スタンダードプランでは、アクセス解析機能を使えます。アクセス解析機能を使うと、ショップの集客について分析ができます。

例えば、ショップの閲覧数、どこから訪問したか、スマホやパソコンなどデバイスごとの閲覧数、多く閲覧されている人気の商品などが分かります。

また、メルマガを送信したり、ニュースを投稿したりすると、閲覧数のグラフにそのことがメモとして記載されます。そのため、「この日にメルマガでクーポンを送ったからアクセス数が増えた」といったように理由を把握しやすくなります。

一般的に、アクセス解析を行うには「Googleアナリティクス」という非常に高機能なツールを使います。

Googleアナリティクス

STORESでは、フリープランでも無料のアドオンをインストールすることでGoogleアナリティクスを使えます。

しかし、高機能だからこそ、専門知識がない人にとっては分かりにくいというデメリットがあります。

実際に、私がお手伝いをしていた企業の通販担当者は、一度もGoogleアナリティクスの解析結果を見ませんでした。

STORESのアクセス解析機能は機能は少ないですが、シンプルで見やすく、Googleアナリティクスのように別途ログインする手間がありません

一言アドバイス

アクセス解析機能はなくてもGoogleアナリティクスを使えば良いので問題ありませんが、あると便利だと思います。

STORESのアクセス解析機能を使って日々の簡単な分析を行い、1週間とか1ヶ月単位でGoogleアナリティクスでしっかりと分析を行うのが良いでしょう。

STORESロゴを非表示にできる

STORESロゴの非表示

STORESではフッターに上のようなロゴが表示されます。スタンダードプランでは、このロゴを非表示にできます。

一言アドバイス

見た目の問題なので影響は少ないですが、ロゴを消した方がショップのデザインはすっきりすると思います。

カラーミーショップとの比較

STORESは、機能は少なくても安く簡単に通販サイトを作れることが魅力で、爆発的に広がっていったと思います。

現在はAmazonや楽天市場を始めとして、通販サイトが無数にあります。競合が多いので通販サイトを作っても稼げる保証はありません。

そのため、初期費用も月額利用料も無料、売れた分にだけ決済手数料がかかるというSTORESの仕組みは画期的でした。

一方で、機能に関しては、STORESはカラーミーショップに負けているのが現状です

独自ドメインや代金引換、アクセス解析機能など、STORESのスタンダードプランで提供している機能はカラーミーショップでも使えます。他にもSTORESにはない様々な機能がそろっています。

ただし、最初に説明したように、機能を使いこなせなければ意味がありません。実際に使いたい機能があるか、公式サイトをチェックしてみてください。

参考

料金に関しては、カラーミーショップの場合は初期費用に3千円、月額利用料はレギュラープランであれば3千円です。決済手数料は4~5%ほどなので、STORESのスタンダードプランよりはやや高いです。

個人的には、STORESのスタンダードプランと比べて料金に大きな差があるわけではないので、使いたい機能があるならカラーミーショップがおすすめです。

その方が、将来的に機能が足りなくて後悔する可能性を減らせると思います。

まとめ

この記事では、STORESのスタンダードプランについて手数料や機能を紹介した後に、カラーミーショップとどちらが良いのか比較をしました。

私は両方の通販サービスを使ったことがありますが、どちらも使いやすいです。あまり悩み過ぎず、予算の範囲内で、使いたい機能やテンプレートなどがある方を選べば良いと思います。

なお、この記事は記載時点の内容です。最新の正確な情報は必ず公式サイトをご確認ください。

参考

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