STORESでネットショップを作って分かったデメリット

簡単に通販サイトを作れる「STORES(STORES.jp)」はとても便利です。

私は実際にSTORESを使って自分の通販サイトを作り、100万円以上の売り上げを出した経験があります。

しかし、細かい部分ではデメリットもあることに気がつきます。この記事では、個人的に感じた記載時点におけるSTORESの使いにくい点を紹介します。

また、STORESと同じく簡単に通販サイトを作れる「BASE」との比較も参考に掲載しています。

なお、STORESとBASEの詳細については、公式サイトをご確認ください。

参考

フリープランでは決済方法を選べない

STORESには、無料で利用できる「フリープラン」と月額で1980円(記載時点)かかる「スタンダードプラン」の2種類があります。

フリープランではクレジットカード決済、コンビニ決済、銀行振込など様々な決済方法を最初から利用できますが、一部のみを有効にするといったように、決済方法を自由に選ぶことはできません。また、フリープランでは代引き決済を利用できません。

スタンダードプランであれば、決済方法のカスタマイズや代引き決済を利用できます。

BASEとの比較
BASEでは無料で決済方法を自由に選ぶことができます。ただし、代引き決済は有料でも利用できません。

ロゴ非表示の値段が高い

STORESのロゴを消したいという要望は大きいと思います。しかし、ロゴを非表示にするにはスタンダードプランを契約する必要があり、少し値段が高いです。

BASEとの比較
BASEでは月額500円でロゴの非表示ができます。

日本語と英語の両方に対応できない

STORESでは簡単に通販サイトを英語表記に対応させることができます。

ただし、日本語と英語の切り替えスイッチが表示されて購入者が言語を選べるわけではなく、英語表記だけになります。日本語と英語の両方でショップを運営したい場合は、それぞれ別のショップとして作成する必要があります。

また、英語表記の機能を使っても、商品のタイトルや説明文などは自動的に英語になりません。

BASEとの比較
BASEでは言語の切り替えスイッチが表示されて日本語と英語の両方に対応できます。商品のタイトルや説明文などが自動的に英語にならない点は同じです。

年齢制限を導入すると検索結果に表示されない

STORESでは18歳または20歳の年齢制限を簡単に導入できるので、その点は便利です。

STORESの年齢確認ページ

しかし、年齢制限を導入すると、年齢制限が不要な商品が混在していても、一度認証が済むまでは通販サイトの全てのページで年齢確認ページに切り替わります。

一番の問題点は、検索エンジンのクローラも商品ページなどにアクセスできないため、検索結果に表示されないことです。

BASEとの比較
BASEも同じです。

メールアドレスを取得できない

STORESではメールアドレスを取得できません。

注文があったときやお問い合わせがあったときは、メールを使って顧客とやり取りをするのが一般的です。特に通販サイトを立ち上げたばかりで注文が少ないうちは、注文ごとに丁寧な感謝をメールで伝えることにより、ファンになってもらえる可能性が高まります。

メールアドレスを取得できないので、GmailやYahooメールといったフリーメールを使う方法があります。しかし、フリーメールはどちらかと言えば信頼感がなく、迷惑メールに分類されてしまう可能性もあります。

その他には、別途メールサーバーを借りて、通販サイトと同じ独自ドメインのメールアドレスを取得する方法があります。

BASEとの比較
BASEも同じです。

ページを増やせない

STORESでは会社概要や特商法のように決められたページの他に、自由にページを作ることができません。

例えば、商品のランディングページを作ったり、季節ごとの特集ページを作ったりといったことはできません。

方法としては少し強引ですが、ニュース機能を使ってページを作り、そのリンクをメニューに張るということは可能だと思います。

BASEとの比較
BASEも同じです。BASEの場合はニュースの代わりにブログ機能があります。

商品の説明文にHTMLを書けない

STORESでは商品の説明文にHTMLを書くことができず、テキストの文章しか書けません。

STORESでは商品の説明文にHTMLを書けない

例えば、商品の説明として途中に写真を挿入したり、関連するページへのリンクを張ったりといったことはできません。

BASEとの比較
BASEも同じです。

自動送信メールの内容を変更できない

STORESでは、注文確認、支払い完了などのメールが自動で送信されます。また、任意で発送完了メールを送ることもできます。それは便利なのですが、メールの内容を自由に変更することはできません。

BASEとの比較
BASEも同じです。

商品の一括登録機能がイマイチ

STORESには複数の商品を一括で登録できる「アイテム一括登録機能」が追加機能のアドオンとして用意されています。

エクセルやメモ帳などを使って登録する商品情報を記載したCSVファイルを作成し、それを管理画面からアップロードすれば、登録が完了します。大量の商品を販売する通販サイトでは、この機能を使うことで商品登録の手間を省けるかもしれません。

ただし、実際に使ってみるとイマイチな点もあります。まずは、一括登録をしても即座に商品が登録されないことです。一定時間が経過して処理が完了したら、メールで知らせてくれる仕組みになっています。私が3件の商品を一括登録したときは、およそ10分の時間がかかりました。

また、一括登録では設定できない項目が存在します。例えば、カテゴリー、割引率、公開設定などは一括登録できないと思われます。割引率と公開設定に関しては、別の機能で一括設定ができますが、カテゴリーに関してはそれがありません。

全ての商品にカテゴリーを設定しているショップは多いでしょうから、せっかく商品の一括登録機能を使ったのに、結局はカテゴリーを登録するために一つずつ商品情報を更新する必要があります。

さらに、一括登録できるのは新規登録だけで、既存の商品に対して一括で更新することはできません。例えば、「在庫数を変更したい商品がたくさんある」、「カテゴリーを設定せずに全ての商品を登録してしまったので後から設定したい」といった場合に、既存の商品を一括更新できれば便利です。

BASEとの比較
BASEの場合はカテゴリーに関しては別の機能で一括登録ができます。既存の商品を一括で更新できない点はBASEも同じです。

独自ドメインに制限がある

STORESでスタンダードプランを契約すると、「.com」、「.net」、「.shop」の中から既に取得されていない独自ドメインを利用できます。

ただし、「ムームードメイン」や「お名前ドットコム」といった外部のサービスで取得したドメインを通販サイトに設定することはできません。

ドメインは代理取得という形になり、STORESがドメインを保有しています。

通常であれば、年間数千円の値段を支払って自分でドメインの契約や設定をする必要がありますが、STORESの場合は代理で契約や設定をしてくれるので、非常に簡単にしかも無料で独自ドメインを利用できます。

このようなメリットの一方で、代理取得にはデメリットもあります。

まずは、独自ドメインのメールアドレスを取得できません。

また、スタンダードプランの契約を止めたり、STORESから他の通販サービスに移行したときは、STORESの代理取得の契約が終わらないと、それまで使っていたドメインを自分で再取得できません。

基本的に、ドメインの契約は1年ごとで、そこから1ヶ月から2ヶ月ほどの予備期間を過ぎると、再取得ができるようになります。

ただし、STORESの代理取得の契約が終わって再取得できる正確な日にちは分からず、スタンダードプランを止めるタイミングによっては、ドメインを再取得できるまでに一定期間待つ必要があります。

また、ドメインは先着順なので、最悪の場合は待っている間に先を越されるリスクもあります。

BASEとの比較
BASEでは、外部で取得したドメインを無料で設定できます。ただし、設定できるドメインはサブドメインに限定されます。

電話によるサポート窓口がない

通販サイトを制作・運営していた何か分からないことがあったときは、お問い合わせフォームで質問できますが、電話によるサポート窓口はありません。

ただし、問い合わせの回答は早くて丁寧です。私がお問い合わせフォームから質問したときは、次の日には回答のメールが送られてきました。

BASEとの比較
BASEも同じです。BASEはお問い合わせフォームまたはチャットで質問できます。

まとめ

今回の記事では、STORESの使いにくい点を紹介してきました。そうは言っても、フリープランでも十分に稼げるほど、簡単に通販サイトを作れるところは魅力的です。

STORESではやりたいことが実現できないときは、私が1年以上使っていた「カラーミーショップ」がおすすめです。

カラーミーショップは機能が豊富なので、本格的な通販サイトを作る手段に最適です。月額費用が発生する代わりに、ここで紹介したデメリットのほとんどを解決できます。

  • 決済方法を選べる。代引き決済がある。
  • 商品ごとに年齢確認ページをつけられる。また、決済画面で年齢の入力を必須にしたり、年齢確認ページのデザインを変えたりすることもできる。
  • 独自ドメインのメールアドレスを取得できる。
  • フリーページを作成できる。
  • 商品の説明文にHTMLを書ける。リンクを張ったり、写真を挿入したりできる。
  • 自動送信メールの内容を変更できる。
  • 商品の一括登録でカテゴリーを設定できるし、既存の商品を一括で更新することもできる。
  • 独自ドメインに制限がない。
  • メールまたは電話でのサポート窓口がある。

「お金はかけらない」、「試しに通販サイトを作ってみたい」といった方は「STORES」を選ぶのがおすすめです。

一方で、「多少お金がかかっても本格的な通販サイトを作りたい」、「STORESで始めてから機能が足りなくて結局カラーミーショップにする手間を省きたい」といった方は、最初から「カラーミーショップ」を選ぶのが良いでしょう。

なお、通販サイトを作れるおすすめのサービスは、以下の記事で詳しく紹介しています。

【2020年最新】ネットショップを制作できるおすすめのサービスを比較

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA