世界で人気のShopifyで通販サイトを作るメリットとデメリット

Shopifyは通販サイトを作れるサービスです。海外では広く使われていますが、国内では今のところ知名度が高くはありません。

私はこれまでいくつかの通販サイトを作り、実際に稼いだ経験があります。その知識や経験をもとに、Shopifyとは何か、メリットやデメリットなどを紹介します。

なお、Shopify以外のショップ制作サービスは、以下の記事を参考にしてください。

目次

Shopifyの概要

Shopify

国内で通販サイトを作ろうと思えば、「カラーミーショップ」や「BASE」が有名です。しかし、海外に目を向けてみれば、Shopify(ショッピファイ)が多く使われています。

Shopifyはテンプレートや機能が充実しており、専門的な知識がなくてもオンラインショップを作りやすいです。

国内にもShopifyで作った通販サイトはあり、有名なところでは「ゴーゴーカレーの公式通販サイト」が記載時点ではShopifyを使っています。

料金プランは3種類で、ベーシックプランが月額29ドル、スタンダードプランが月額79ドル、プレミアムプランが月額299ドルです。値段が高くなるにつれて機能が増えて、決済手数料は安くなります。

Shopifyの主な機能

世界中で使われているだけあって、機能は非常に多いです。商品登録数やディスク容量は全てのプランで無制限なので、大規模なショッピングサイトにも対応できます。

全ての機能を紹介することは難しいので、標準で用意されている機能の中から、個人的に便利だと思うものを以下に抜粋しました。

他のショップ制作サービスにはないような特に便利な機能は赤色にしています。

  • 商品タグを設定する
  • SNSの拡散ボタンを設置する
  • カートに商品を入れて購入しなかった場合にリマインドメールを送る
  • 複数の配送先に商品を送る
  • ブログを作成して記事を書く
  • タイトルタグやメタディスクリプションなどSEOの設定を行う
  • 商品ページの説明にHTMLを書く
  • 他社で取得した独自ドメインを設定する
  • サイズ、色、重さなどのバリエーションを作成する
  • テーマを編集する(HTML、CSS、Liquidという言語)
  • 注文の受付メールや注文の確認メールなどを送る
  • テスト注文をする
  • 割引セールやクーポンを適用する
  • スタッフアカウントを作成して管理者ごとに権限を設定する
  • 商品画像を3Dにしたり、動画を掲載する

Shopifyの始め方

Shopifyの始め方

Shopifyでショップを作り始めるには、まずは14日間の無料体験を行います。メールアドレス、パスワード、ストア名、ストアURLを入力して、ショップを開設してください。

ストアURLは、後から独自ドメインを設定できるので、独自ドメインを使う場合は仮のアドレスを登録すれば良いでしょう。

無料体験を行って満足したら、料金プランを選択して入金をすれば、正式にShopifyを使えるようになります。

Shopifyのメリット

ここでは、Shopifyを使って通販サイトを作ることのメリットを紹介します。

アプリの数が多い

Shopifyのアプリ

Shopifyの一番の魅力は、アプリが豊富にあることです。無料または有料のアプリをインストールすると、ショップに様々な機能を追加できます。

WordPressにおけるプラグインのように、一般の人がアプリを開発して提供できるので、便利なアプリがどんどん増えています。

BASEやSTORESなどのショップ制作サービスにも便利な追加機能はありますが、一般の人が開発して提供できるプラットフォームはありません。そのため、追加機能の数だけで見れば、Shopifyには圧倒的に負けています。

アプリの数は記載時点で約4000個にもなり、ショップのデザインを改善するアプリ、売り上げを増やすためのアプリ、注文と配送に関するアプリ、在庫管理に関するアプリなど、様々な種類があります。

Shopifyのアプリ「Ship&co」

例えば、「Ship&co」というアプリをインストールすると、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の送り状をワンクリックで発行できます。それによって出荷作業にかかる時間を減らし、販促活動などにその分の時間を使えるようになります。

販売チャネルを広げやすい

Shopifyは販売チャネルに関するアプリも充実しているので、オンライン、オフラインの両方で商品を販売しやすいです。

例えば、以下のように販路を拡大できます。

  • Facebookページにショップ機能のセクションを追加して、Shopifyの商品を表示できる
  • インスタグラムの投稿やストーリーの商品画像に製品のタグ付けをして、Shopifyのショップに誘導できる
  • FacebookのMessengerをショップに導入して、直接顧客に商品を提案できる
  • WordPressやホームページなどに商品の購入ボタンを設置できる

他にも、Googleショッピング広告、Amazon、eBayなど、販売チャネルに関するアプリはあります。

このように、ただショップを作って終わりではなく、その後にどうやって売るかまで機能がそろっているのがメリットになります。

越境ECのショップを作りやすい

世界中で使われているShopifyは、国をまたいで商品を販売する「越境(えっきょう)EC」を想定しています。

例えば、複数の言語に対応しているテーマを選べば、ショップの言語を変更できます。もしも、対応したい言語がテーマにない場合には、自分で翻訳することも可能です。

また、Shopifyペイメントを使うと世界中の100を超える決済サービスを利用できます。他にも、ショップの訪問者が言語や通貨を選択できるアプリを導入したり、配送先の国ごとに税率を設定したりもできます。

Shopifyのデメリット

これまでShopifyの良い部分を紹介しましたが、デメリットについても紹介します。

テーマやアプリが日本語に対応していない可能性がある

Shopifyの管理画面は日本語に対応しています。しかし、テーマやアプリによっては日本語に対応していない可能性があり、英語力が求められたり、国内での販売には適さなかったりするかもしれません。

日本語で参考になる情報が少ない

国内ではShopifyの認知度が低いため、Shopifyでショップを作る方法を解説しているサイトは少ないと思います。

Shopifyのブログ」や「Shopifyのヘルプ」のように、Shopifyの運営会社から公式の情報が提供されているので、参考にしてください(ヘルプはベータ版なので部分的に英語が残っています)。

国内向けのショップ制作サービスは競合が多い

国内だけで販売するなら、Shopifyの他にも便利なショップ制作サービスが多くあります。

例えば、カラーミーショップ、BASE、STORESなどは、安くて機能が豊富です。完全に日本語に対応していて、分からないことがあってもインターネットで調べれば答えが見つかりやすいです。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。

まとめ

この記事では、Shopifyの概要を説明した後に、メリットやデメリットを紹介しました。

Shopifyならアプリが豊富で、多言語に対応した越境ECサイトを作りやすいです。今なら14日間の無料お試し期間があるので、気になる方は使ってみてください。

なお、Shopifyに関する最新の正確な情報は公式ホームページをご確認ください。また、この記事に掲載している画像の一部はShopifyの公式ホームページから引用しています。

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