WordPressの魅力の一つは、豊富なプラグインです。ボタン一つでサイトが劇的に変化することもあって利便性は抜群です。
私は現在、ブログの運営やホームページの制作で収入を得ており、これまで様々なサイトを作ってきました。この記事では、個人的におすすめするWordPressのプラグインを紹介します。
なお、更新が止まっているものやテーマによっては対応していないものもあります。ご自身の責任で参考にしてください。
サイトの機能を改善するプラグイン
Table of Contents Plus
記事の目次を簡単に設置できるプラグインです。目次を設置することでサイトのユーザビリティを向上させられます。
Contact Form 7
サイトにお問い合わせフォームを設置する非常に有名なプラグインです。設置できる入力項目は幅広く、お問い合わせがあったときに送信されるメールをカスタマイズできます。
Category Order and Taxonomy Terms Order
サイドバーやフッターにカテゴリーやカスタム分類の一覧を表示しているサイトは多いと思います。その表示順序をドラッグするだけで自由に変えられるプラグインです。例えば、多くの人に読んでほしいカテゴリーを上の方に表示するといった使い方ができます。
WordPress Popular Posts
閲覧数の多い人気の記事をサムネイル画像付きで表示できるプラグインです。サイトの回遊率を高める効果があります。
Q2W3 Fixed Widget for WordPress
パソコンでサイトを閲覧したときに、スクロールをしてもサイドバーのウィジェットを固定で表示させるプラグインです。おすすめの記事、目次、広告などのコンテンツを常に表示させて目立たせることができます。
Widget Logic
サイドバーに表示するウィジェットについて、表示するか否かの条件を設定できます。例えば、スマホのみ表示、固定ページのみ表示といった使い方ができます。
Custom Post Type UI
WordPressのカスタム投稿タイプとカスタム分類を簡単に作成できるプラグインです。通常のブログでは必要ありませんが、少し複雑なサイトを作るときに便利です。
Advanced Custom Fields
WordPressのカスタムフィールドを簡単に使えるプラグインです。カスタムフィールドとは新たに追加できる自作の入力項目のことで、サイトに様々な機能を追加できます。
Shortcodes Ultimate
タブ、アコーディオン、スライダーなど、便利なショートコードが使えるプラグインです。面倒なコーディングをすることなく、サイトのデザインを変えられます。
EWWW Image Optimizer
WordPressにアップロードした画像を自動的に圧縮するプラグインです。画像の容量を減らしてページの表示速度を上げられる効果があります。また、個人情報が含まれることがあるEXIF情報などのメタデータを削除することもできます。
WooCommerce
WordPressでネットショップを作れるプラグインです。商品登録、決済、顧客管理、メール送信など、他にも書ききれないくらいの機能が無料で利用できます。
WP-Members Membership Plugin
WordPressで会員制サイトを作れるプラグインです。インストールするとログインフォームや登録フォームなどが自動的に作られて、ログインをしていない場合は記事を閲覧できないようにブロックできます。
WordPressの管理画面を変えるプラグイン
User Role Editor
WordPressの管理画面にログインできるユーザーの権限を管理できるプラグインです。一人でサイトを管理するときは必要ありませんが、複数人で管理するときに便利です。例えば、全ての権限を持つ管理者、記事の投稿と閲覧ができるライター、記事の閲覧だけができるテストユーザーといったユーザーを追加できます。
セキュリティ対策に効果があるプラグイン
SiteGuard WP Plugin
WordPressの総合的なセキュリティ対策を行うプラグインです。ログインページのURLやロック回数を変更したり、不正なログインがあったときに通知をしたり、ログイン履歴を見たりと、様々な機能があります。
Edit Author Slug
WordPressの管理画面にログインするときは、ユーザー名とパスワードを入力して認証を行います。このどちらか一方でも流出すると、セキュリティは低下します。そのため、管理画面にログインするユーザー名を「admin」や「webmaster」といった推測されやすいものにすることは危険です。
また、サイトに記事の著者名を表示するときは、必ずプロフィールの変更画面から「ニックネーム」を設定した方が良いです。
しかし、ユーザー名を特殊なものにしたり、ニックネームを設定すれば安全というわけではありません。なぜなら、WordPressでは著者ページや特別なクエリにアクセスすると、URLにユーザー名が表示されることがあるからです。このプラグインではそれを防ぐことができます。
SEO対策に効果があるプラグイン
Google XML Sitemaps
Googleに向けたXMLのサイトマップを作成するプラグインです。サイトマップを作成することで、Webページの情報を収集しているGoogleのクローラがページを発見しやすくなり、ページの新規作成や更新を検索結果に反映されやすくします。
その他のプラグイン
All-in-One WP Migration
WordPressのサイトをワンクリックで丸ごとエクスポートとインポートできるプラグインです。レンタルサーバーを変えるときや、単純にバックアップの方法としても役に立ちます。ドメインの変更を伴うサイトの移転にも対応しています。
Enable Media Replace
アップロードした画像を置き換えるプラグインです。画像のURLを変えることなく、画像の中身だけを変えられます。
例えば、プロフィール写真として犬の画像を掲載していて、半年後にもっと良い犬の画像が見つかって差し替えたいケースを考えます。
WordPressのメディアを年月ベースのフォルダで整理している場合、画像のURLには日付が入るため、画像をアップロードし直すとURLが変わります。既に様々な記事にプロフィール写真が挿入されていれば、全ての画像のURLを変更しなければいけません。
このプラグインを使えば画像の中身だけを置き換えられるので、一つずつ画像のURLを変える手間を省けます。
Search Regex
WordPressの記事にあるテキストを一括で置換できるプラグインです。単純に完全一致する文章を置換するだけではなく、正規表現を使った高度な置換ができます。
Regenerate Thumbnails
WordPressでは「メディア設定」や「functions.php」に基づいて、複数のサイズの画像が生成されます。後から画像のサイズを変更するときに、過去にアップロードした画像を一括で作り直すプラグインです。
Native PHP Sessions for WordPress
WordPressでセッションを使う場合、functions.phpなどでsession_startの関数を実行する必要があります。
しかし、私が試したところ、「致命的なエラーをチェックするためにサイトと通信できないため、PHP の変更は取り消されました。SFTP を使うなど、他の手段で PHP ファイルの変更をアップロードする必要があります。」というエラーが表示されて、管理画面からはfunctions.phpを更新できませんでした。
セッションIDの有無で判定したり、フックの優先度を低くしたり、プラグインを停止したりしましたが、functions.phpは更新できてもセッションの値を取得できないなど、上手く動作しませんでした。
そこで、このプラグインをインストールしたところ、functions.phpを更新できるようになり、セッションを使えました。
このプラグインについて私は詳しく理解していないので、ご自身の責任でご利用ください。
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