この記事では、私が行ったWordPressの勉強法を紹介します。
※内容が古くなっています。まだリライトできていません・・・。
WordPressの目標
WordPressを使ったサイト制作を仕事にするために、最低限これだけはできるようになった方が良いことを紹介します。
- WordPressでサイトを開設できる
- WordPressのサイトを運営できる
- WordPressのサイトをカスタマイズできる
WordPressでサイトを開設すること自体は難しくはなく、そこからクライアントの要望に沿って機能やデザインをカスタマイズすることが大変です。
サイトの運営に関しては不要だと思うかもしれませんが、私の意見は違います。
私が昔にアドバイスをしていたある企業は、大手のWeb制作会社にお金を払ってホームページを作りました。
その制作会社にアクセス数を増やすにはどうしたら良いか質問すると、インスタグラムのフォロワーを増やす怪しい有料ツールを紹介されました。
「今はインスタグラムの時代だから、このツールだけやれば良い」と言われましたが、全く成果が出ずに数ヶ月で止めました。
このように、ホームページを納品するところまでしか考えられない制作会社は、正直微妙だと思います。
なぜなら、ホームページは作ったら終わりではなく、それを活用して集客を行い、会社のPRを行ったり、商品を売ったりすることが目的だからです。
自分でサイトを運営した経験があれば、アクセス数を増やすためのアドバイスをすることができますし、「このような画面設計は使いにくかったから止めよう」とかサイト制作に活かすこともできます。
また、WordPressやプラグインのアップデートなど、サイトを運営する中で難しい、面倒だと感じていた作業は、マニュアルを作ったり、対面での指導をしっかりとやるなど、運用面でのアドバイスも可能です。
(勉強法1)WordPressでブログを作る
上達するコツは、手を動かすことです。私はこれまでに様々なサイトをWordPressで作り、実践の中で知識を付けてきました。
ジャンルは何でも良いので、とりあえずWordPressでブログを作ってみましょう。
WordPressはアップデートを重ねて年々簡単になっています。分からないことがあっても、インターネットで検索すればすぐに答えが見つかるはずです。
レンタルサーバーとドメインを契約して設定したら、そこにWordPressをインストールします。
ブログのタイトルやパーマリンクなどの初期設定を終えたら、テーマやプラグインも使ってみましょう。好きなデザインのテーマを設定して、使いたい機能のプラグインを導入してみてください。
なお、私が使っているプラグインは以下の記事で紹介しています。
- レンタルサーバーやドメインの契約と設定方法
- WordPressのインストール方法
- WordPressの初期設定方法
- テーマやプラグインの使い方
(勉強法2)ブログを運営して稼ぐ
ブログを開設したら終わりではなく、稼ぐつもりでブログを運営してみましょう。
そうすることで、WordPressのアップデートやバックアップ方法など、サイトを運営するときに必要となる知識を学べます。また、アクセス解析やSEO対策のやり方も知ることができます。
記事に関しても適当に書くのではなく、本気でやるのがおすすめです。
それによって、ライティングのスキルが磨かれます。分かりやすく伝える文章を書けるようになったり、図やイラストを描けるようになったり、SEOを意識した文章を書けるようになります。
サイトを制作したクライアントが記事の書き方に悩んでいれば、アドバイスをすることで喜ばれるかもしれません。
本気でブログを運営すれば、将来的にちょっとした収益になるかもしれませんし、それがモチベーションでブログを続けられます。そうしているうちに、スキルも自然と高められるでしょう。
このように、WordPressのブログを運営した経験は、より良いサイトを作るために活かされ、クライアントに運用面でのアドバイスもできるという強みになると思います。
- WordPressにおける記事の書き方
- WordPressのアップデート方法
- WordPressのバックアップ方法
- WordPressのセキュリティ対策
- SEO対策のやり方
(勉強法3)WordPressでテストサイトを作る
ブログを運営することで様々な知識を学べますが、それで十分ではありません。
最近のテーマやプラグインは優れているので、CSSでデザインを変更したり、プログラミングをして機能を追加したりということがほとんど必要ありません。
それでは、既存のテーマやプラグインだけでは対応できないサイトを作れるようにはなりません。
そこで、テスト用のドメインを取得してテストサイトを作り、今までやったことがないデザインの変更や機能の追加を色々と試して勉強を行います。
レンタルサーバーはブログを作ったときの空き領域があると思いますし、ドメインの価格はそれほど高くはありません。
また、ローカルの開発環境を用意するのもおすすめです。
テストサイトなので、エラーやデザインの崩れなどを恐れずに、積極的に試してください。例えば、以下のようなことをやってみましょう。
- 記事の一覧ページのデザインや表示内容を変える
- 記事の個別ページのデザインや表示内容を変える
- トップページを記事の一覧ではなく、ランディングページ風にデザインしてみる
- 今まで使ったことがないプラグインを試してみる
- プログラミングをして新しい機能を開発する
ブログを運営しているときは、WordPressの管理画面にある「テーマエディター」をあまり触らなかった人も多いと思います。
しかし、上記の内容を試すためには、テーマエディターにある各種テンプレートファイル、style.css、functions.phpなどを修正する機会が多くあります。
WordPressでは、PHPというプログラミング言語が使われています。また、デザインや画面表示の部分では、HTMLやCSS、JavaScript(jQuery)といった技術が使われています。
これらの技術を使ってテーマエディターにあるファイルをカスタマイズしていきます。
WordPressでサイトを作るときに必須なのは、記事の内容を取得して画面に表示するプログラムです。WordPressには便利な関数が用意されているので、それらを使いながら記事を表示できるようにしましょう。
また、カスタム投稿タイプ、カスタムフィールド、ショートコードが使いこなせるようになると、WordPressでできることの幅が大きく広がります。ただのブログではなく、本格的な企業のホームページを作るために、一歩近づくと思います。
以下の記事も参考にしながら、勉強してみてください。
- WordPressの機能やデザインを変更する方法
(勉強法4)WordPressの本を読む
本屋やインターネット通販では、WordPressに関する専門書籍が多く販売されています。
しかし、WordPressの始め方や記事の書き方といった基礎的な内容に関しては、書籍は不要だと思います。
もちろん、本で勉強するのが好きな人は良いですが、基礎的な知識であればインターネットで無料で見つかります。
本で勉強するとしたら、それはインターネットでは見つかりにくい専門的な内容を学習する目的です。
例えば、以下のような内容です。
- WordPressのメインループとサブループ
- WordPressのグローバル変数「$post」
- WordPressのテンプレート階層
- WordPressのデータベース構造
今まで何となくサンプルを見ながらWordPressのプログラムを書いてきたけれど、なぜそうなるのか正しく理解するために本を活用するのが良いでしょう。
私の場合は、WordPressに関する本は一冊だけ読んで、後は手を動かしながら実践で勉強しました。
- WordPressの専門的な内容
(勉強法5)他人のサイトをWordPressで作る
自分一人でサイトを作れるようになってきたら、他人のサイトを作ることに挑戦してみましょう。
例えば、「ココナラ」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングを使えば、サイト制作の仕事を受注できます。
最初の内は安い金額を設定して経験を積むのが良いと思います。
自分のサイトを作っていたときとは異なり、普段は使わない機能やデザインを盛り込むように求められるかもしれません。
他人のサイトなので妥協はできません。自分を追い込むことで本気で勉強を行うようになり、さらにスキルが上達します。
また、管理画面が使いにくいとか、デザインがイマイチなど、他人から指摘があって初めて気がつくこともあるかもしれません。それがまたスキルの向上につながります。
いきなりクラウドソーシングを利用するのが不安な場合は、知人のサイトを作るのがおすすめです。
友人や家族などブログをやりたいと思っている人に、自分の勉強だと思って無料か安い料金でブログを作ってあげるのです。
- 他人のサイトをWordPressで作る方法
まとめ
この記事では、WordPressの初心者が一人でホームページを作れるようになるための勉強法を紹介しました。
サイト制作で稼ぎたいという目標があるなら、空いた時間を使って勉強を頑張ってみてください。
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